「みかんのん」のようなハンドルネームなら、あんな適当(なんでみかんのん?)もまあアリですが、
わが子にはできるだけ良い名前をつけたいと思うのが親心ですよね。
昨日は子どもの日でしたが、赤ちゃんの名付けに悩む方々に一つの方法を提案したいと思います。
これは私が20数年前にやってみて、今でもなかなかよかったんじゃないかなと思う方法です。
名付けの考え方
よくある字画による姓名判断に従った方法です。
字画による姓名判断なんてばかばかしい!
という考え方もあります。
画数の数え方もいろいろなら、旧字体もあるし、そもそも外国人なんかどうするんだ、という意見もあります。
意味や音の方が大事だろう
それはそのとおりです。ただ私は、
ある社会でよく行われている慣習には、とりあえず従っておくのも良いのでは?
と、考えました。
すぐにはわからないような何らかの理由や背景があることも考えられるからです。
もちろん、慣習に従えない、従いたくないのなら、必ずしも従わなくて良いのでは、とも思います。
ぜひ付けたい名前があるのに、字画が悪いからとあきらめることは、しなくてもよいように思います。
けれども、「こんな名前、どうだろう」と、一生懸命考えた名前の字画を調べてみると、何だかパッとしない。どころか、かなり良くない。
これが続くと、だんだん気分が落ちてきませんか?
私はそうでした。
それで、発想を逆にしてみたのです。
まず、字画を決めて、合う字をさがす。
これなら、自分の気に入った字画のよい名前ができます。
私のとった行動
まず、図書館で名付けの本をその時あるだけ借りてきました。
どうせこの時期しか使わないし、せっかくならいろんな流派を見て納得したかったので。
人口数万人の地方都市の図書館でも6冊借りられました。
名前に流行はあっても、姓名判断に流行はそうそうないでしょうから、多少出版が古くても大丈夫。
6冊見比べると、まあ、書いてあることがけっこう違います。
いわゆるキラキラネームっぽいのばかり勧めている本もあり、本屋さんで1冊だけ買って終わりにしなくてよかったと思いました。
(キラキラネームが悪いとは思いません。基準も人によってかなり違いますし。ただ、それっぽいのばかり、というのは名付けの本としてさすがに気になりました。)
まずは巷でよく行われている姓名判断を中心に、読んで納得がいく、自分のフィーリングに合う本を2冊選びました。
この2冊にも微妙な違いがあったので、両方を満たすような字画にしました。
実際のやり方
字画の姓名判断を見ると、姓の字の画数によって、下の名前の画数の良い字が何パターンか決まってきます。
姓にあった良い画数、ということで、本やネットで調べられると思います。
例えば、田中なら「田」が5画、「中」が4画ですから、名前を2文字にするなら7画・8画や、9画・6画の組み合わせが吉ということになります。(ほんとにこの画数が良いかは、各自、本、雑誌、ネットなどで確認されてくださいね。流派で微妙に違うこともあります。)
それが分かれば、7画と8画の字や、9画と6画の字をそれぞれひろい出し、その中から良いと思う字を選びます。
ひとつの画数の中でも、好きな字はけっこうあるものです。字画という制限があるほうが、候補が絞れてむしろ決めやすいかもしれません。
あとは、意味や音や読みやすさ書きやすさなどを考えて好ましいと思う字を選び、名前にします。
私はなるべく教育漢字(小学校で習う漢字)から選ぶようにしました。
この方法で探したところ、長男の名前のついでに次男の名前まで見つかり、これは数年後に使うことになりました。
(ただ、男の子の兄弟は同じ字画にしないほうがよいという説もあったので、同じ字画にはならないようにしました。)
名付けた後で
われながらなかなか完璧、と思っていましたが、残念ながら別の流派の姓名判断ではあまりよろしくない結果が出るようです。
しまった、と思わないでもありませんでしたが、6冊見た中にその方法はなかったので、こればかりはしかたない、と思うことにしました。
すべての流派を満足させて、しかもお気に入りの名前って、たぶんそんなにないでしょうから。
そして20数年後
子どもが大きくなって、何かの拍子に姓名判断をした時には、かなり良い判定が出るそうです。世間でよく行われているものには、出くわす可能性も高いのですね。
もっとも、そんな占いなんて気にしない、自分の人生は自分で切り開くんだ、というマインドの子に育てば、字画なんて気にすることもない、と思います。
とはいえ、運勢の良い名前だと言われて悪い気はしないと思うので、これはこれでよかったんじゃないかと思っています。
これからお子さんの名前をつける方々の参考になればうれしいです。
お読みいただきありがとうございました。
ではまた。^_^
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